Culture(文化)

 

 

 

 

漫画『私はゴン。』(by zuppi)

 

Two Rivers(2つの川)ということばがあります。これは、人生を“仕事や職業の川”と“家族・友人との楽しみ・趣味の川”という2つの川の流れで捉えるというものですが、Culture(文化)のページでは、後者に関する癒し系の情報(漫画『私はゴン。』、『ぶらぶら散歩日記』など)を発信していきます。お友達と談笑しているときに「そういや変わったコンサルタントがいて、こんなこと書いてたよ」という風に話題になれば良いな、と思っています。

ぶらぶら散歩日記

堺のまちをぶらぶら

単身赴任時代に大阪の堺に住んでいたことがあります。堺に来て最初に驚いたのが、南海堺駅近くの橋上にある銅像です。銅像は橋の中央で水面を見つめているので遠目に見ると「誰かが思い詰めて川に飛び込もうとしている」ように見え、思わず銅像に声をかけそうになりました。また、海辺に目をやると巨大な謎の像も見えます。しばらく「あれは一体何だろう?」と不思議に思っていましたが、像の正体は、昔、海辺に水族館があって、その水族館から移設された竜宮城の乙姫様のようです。堺のまちをぶらぶら散歩していると、このような不思議な像やオブジェをいくつも見かけます。市の中心部には今もチンチン電車が走っており、市民の足として活躍しています。チンチン電車沿いもよく散歩しましたが、中でもザビエル公園周辺は、いい香りがするお香屋さんがあったり、老舗の和菓子屋さんやおいしいパン屋さんがあったりしてお薦めです。近くにはレトロな商店街や与謝野晶子の生家跡もあり、文学チックな雰囲気に浸れます。

 

ぶらぶら散歩日記

天神橋筋商店街をぶらぶら

大阪には、天神橋筋商店街という日本一長いアーケード商店街(全長約2.6km)があります。ここも単身赴任時代によくぶらぶらしました。商店街は1丁目から7丁目まで分かれており、例えば、6丁目ならば略して“天6”(てんろく)という風に呼ばれています。私は地下鉄堺筋線の天神橋六丁目駅で降りて天1まで歩き、また、天6まで帰ってくるコースをよく歩いていました(商店街を往復するだけで5kmを超えるので結構な運動になります)。この商店街は庶民的な雰囲気で、とにかく食べ物屋さんが多く食べ歩きにはもってこいです。実際に商店街を歩いていると、カレー、たこ焼き、たい焼き、パン、中華料理など多くの食べ物のいい匂いがあちらこちらからしてくるので、ついつい立ち止まってしまいます。また、JR天満駅周辺には屋台風の店が多く、呑んべえにはたまらないスポットになってます。私は、天2にある楽器店や、食いしん坊の友人から薦めてもらったお弁当屋さんによく立ち寄りましたが、活気がある商店街は歩いているだけでなんだか楽しい気持ちになります。

 

ぶらぶら散歩日記

国分寺をぶらぶら

東京都国分寺市はJR中央線のターミナルである国分寺駅があり、私が住む小平市の隣にある市です。国分寺には学校も多く、老舗の洋食屋やレトロな喫茶店、模型屋、古本屋など昔の学生街の雰囲気が色濃く残っています(都会すぎず田舎すぎず、いいバランスが保たれていて、散歩にはもってこいです)。国分寺で私がお薦めするのは、国分寺公園を抜けて「お鷹の道」を通るコースです。「お鷹の道」とは、崖線(がけのこと。この辺りには古代の多摩川に削り取られた“ハケ”と呼ばれるがけが沢山あります)から、湧き出た湧水の川に沿って作られた小道で、地元の野菜が売られていたり、夏にはホタルが飛び交うなど手つかずの自然が残っています。また、近くには武蔵国分寺跡もあり、隠れたお花見スポットでもあります。「お鷹の道」を抜けて、国分寺街道に抜けると緩やかな坂道が続いていて、どことなく眺めが“神戸っぽい”雰囲気があります。南町の方に足を伸ばせば、崖線上に眺望の良い(多摩丘陵が見渡せます)バラが咲く紅茶の店もあります。そんな国分寺も平成29年時点で駅北口は再開発の真っ最中です。これからどういう風に街が変貌していくのか楽しみですが、ホタルの飛び交う湧水はいつまでも残っていてほしいな、と思います。

 

ぶらぶら散歩日記

神戸をぶらぶら

神戸は学生時代を過ごした街なので多くの思い出があります。一般的に神戸といえば、「三宮・元町」、「南京町(中華街)」、「おしゃれ」といったイメージでしょうか。私は貧乏学生だったので、「おしゃれ」には全く縁がありませんでしたが、個人的に神戸を一言で表すと「開放的」だと思っています。海と山の両方がある港町なので地形的にも開放感がありますし、外国の異文化も中華料理など外国料理も抵抗感なく受け入れてしまう点に「歴史と伝統」より「自由とハイカラ」を好む開放的な気質が強く感じられます。神戸の街を散歩するなら、パン屋さん、ケーキ屋さん巡りは是非入れておきたいですね。トアロード周辺では、今となっては懐かしいジャズ喫茶も震災を乗り越えてまだまだ現役バリバリで頑張ってます。南京町では王道の中華料理以外にも路地裏の洋食店で“ビフカツ”を食べてみるのも“good”です。また、ランドマークのポートタワーには回転式の喫茶室があり、じわーっと360度お茶を飲みながら街を見渡せます。三宮・元町以外にも、例えば、三宮の東にある水道筋商店街には多くのお店(パン屋さんが多いです)と古い市場が東西南北に連なっていて商業集積地となっているので、ここをぶらぶら散歩してみるのも楽しいと思います。近くには動物園もあり、パンダとコアラが両方見れます。動物園内に残る異人館に入ったり、観覧車に乗って上空から起伏に富んだ坂の街 神戸を眺めてみるのも良いものです。また、御影から住吉にかけて山手幹線付近をぶらぶら歩くと、おいしい珈琲にパン、うどんや肉まん、コロッケに出会ったりします。住吉川の川辺に降りて、川風に吹かれながら散歩するのもお薦めです。

 

ぶらぶら散歩日記

本町から難波をぶらぶら

中小企業診断士の実務補習は大阪の堺筋本町にある大阪商工会議所で行われることが多かったので、自然と本町周辺には詳しくなりました。平日はビジネス街と卸問屋街の印象が強いエリアですが、土日に歩いて見るのもなかなかいいものです。特に堺筋本町から松屋町筋に出て、戦前の街並みが残り、長屋を改装したカフェ等もある空堀商店街などを散策しながら南下すると、おいしいパン屋さんやカレーショップ、レトロな佇まいの飲食店があり、道路周辺には花火や玩具を扱う店が立ち並んでいるので、歩いているだけで何だか楽しい気分になります。日本橋方面に向かうにつれ電気店やパーツショップが増え、また、雰囲気が変わってきます。私はエレキギターが趣味なので、日本橋のパーツショップに出入りして、よくパーツを物色したものです。日本橋を抜けて難波に向かうと人混みが一気に増します。そこから更に西に抜けて四ツ橋筋辺りに出ると人混みが減り落ち着いた雰囲気にまた変わってきます。四ツ橋筋周辺にも、実は美味しい中華料理屋さんやコーヒー店があり、歩いたあとの食事や休憩をよくこの界隈で取っていました。都会の喧騒から5、6分歩くだけで静かな神社も現れ、巨大獅子の舞台などあっと驚く素敵な光景も見られる愉しいエリアです。

 

ぶらぶら散歩日記

小平をぶらぶら

私が住んでいる小平市は東京郊外にある人口約19万人のベッドタウンです。小平は元々、田畑や果樹園が多く“ブルーベリー発祥の地”として知られています。実際、私の事務所があるところも昔は果樹園だったそうで、庭にブルーベリーや柿の木を植えてみたところ確かに実がなりました。朝と晩、愛犬の散歩のため近所をぶらぶら散歩していますが、よく歩く「あかしあ通り」には、地元のパン屋さんやケーキ屋さん、お蕎麦屋さんや理容室等が住宅の合間に点在しており、アットホームでのんびりした雰囲気が漂っています。サラリーマン時代から散歩していたのでもう何百回と歩いた通りですが、この辺りを散歩しているとのんびりとした穏やかな気持ちになれます。

 

ぶらぶら散歩日記

横須賀をぶらぶら

仕事の関係で、最近、横須賀によく行っています。朝早く自宅を出て、品川で京急線に乗り換え汐入駅で下車すると、目の前に横須賀の港の景色が広がります。港には空母や潜水艦、イージス艦などが泊まっており、まさに“軍港”といった感じです。横須賀といえば海軍カレーやスカジャンが思い浮かびますが、確かによく見かけます。これまで横須賀に来たことがなかったので、見るもの一つ一つが新鮮で軍港の夜景を見ながら食事するのも楽しいものです。帰りの電車では、ついつい山口百恵さんの歌(「これっきり、これっきりもう、これっきりですか~」)と口ずさんでしまいたくなります。

 

ぶらぶら散歩日記

国立をぶらぶら

昔、大学のゼミで訪れたことがあるのが国立で、当時はオレンジ色の三角屋根の駅舎がシンボルマークでした。記憶はすっかり薄れていますが、トンカツだったかコロッケだったか、とにかく揚げ物がすごくおいしかったことを今でも覚えています。最近になって国立という地名が「国分寺と立川の間にあるので国立」というあっけらかんとしたネーミングであることを知りました。意外とシンプルですよね。2018年に入り、仕事でよく来る機会が増えています。桜並木がきれいなメインストリートと放射状に延びる商店街が特徴的ですが、商店街の中には、カフェやケーキ屋、楽器屋もあり、ぶらぶら散策するにはもってこいです。メインストリートをてくてく歩いて谷保まで行くのも趣があって良い感じです。三角屋根の駅舎はなくなり、駅構内も商業施設になりましたが、国立にくると若かった頃の自分を思い出します。

 

ぶらぶら散歩日記

銀座をぶらぶら

平成30年に入り、銀座の中小企業会館へ行く機会が増えました。銀座といっても京橋寄りで、近くには各地のアンテナショップが多いエリアです。仕事が終わるとこれらのアンテナショップを覗いてみたり、山野楽器さんでエレキギターを眺めたりして楽しんでいます。思い起こせば、中小企業診断士を目指したきっかけは、サラリーマン時代に中小企業会館で行われていた無料セミナーに参加して“中小企業診断士って面白そう”と思ったことだったので、銀座はある意味出発の地だったのかも知れません。「あの時、無料セミナーに参加してなければ、きっと今でもサラリーマンだっただろうな」と思うと感慨深いものがあります。きっとあのセミナーが私の人生における十字路(クロスロード)だったのでしょう。話は変わりますが、バブル期に嫁さんと二人で銀座でコーヒーを飲んだら一杯1,300円もしたことを今でも鮮明に覚えています。関西なら「ありえへん!」って感じです。今はさすがにそういう店はありませんが・・・。中小企業会館近くの居酒屋さんがお昼にランチをやっていて、ランチメニューのチキンカレーが安くて美味しいのでハマってます。


ぶらぶら散歩日記

虎ノ門をぶらぶら

今年の夏は異常に暑いですね。そんな中、仕事で虎ノ門に行く機会が増えてます。西武線と地下鉄を乗り継いで行きますが朝のラッシュが大変です。東京都心は人が本当に多く、もともと田舎者の私は都心が少し苦手です。道を歩いていると虎ノ門ヒルズや東京タワーが見えて、“あー、東京にいるなぁ”って実感があります。最近、色々な場所でタワーができていますが、今でも東京タワーの造形とオレンジと白のコントラストは美しいな、と思います。関西にいた頃好きだったのは、ポートタワーと京都タワーで、これらのタワーも造形と色(赤、乳白色)が素晴らしいと感じていました。行ってみて面白いのは通天閣ですね。中が金ピカでビリケンさんが出迎えてくれます。今ではすっかり観光地化しているようですが・・・。